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 しばらくホームページに手を加えていませんでした。すいません(笑) 昨今の型枠業界では単価の上昇と職人の不足が叫ばれています。型枠の単価の上昇率自体は他職と比較してかなり高い水準ですが、それは今まで安すぎた反動といえるものです。常傭単価は他職と比較して飛びぬけて安価でした。発射台が低い分だけ上昇率が大きく見えるだけです。実際に入職者の80%以上が外国人実習生という現状は異常としか言えません。弊社も加盟している「日本型枠工事業協会」が発表した「CCUSのレベル別年収」を実現するためには、少なくとも現状の型枠単価と比較してさらに20%程度材工の単価を上げる必要があります。これはかなり高いハードルとなります。しかし一方で型枠の技能・経験の継承を図るためにはぜひとも実現しなくてはなりません。かなり難しい課題ですが産業全体として考えていかなくてはならない問題です。


 今年の夏の最大のトピックは、コロナ禍の中で開催され、賛否両論分かれた「東京オリンピック・パラリンピック」ではなかったでしょうか。私は東京オリンピック・パラリンピック開催は行うべきという意見でしたから、無観客開催になってしまったことが非常に残念でした。東京オリンピックとパラリンピックによって、多くの感動と様々なスポーツの持つ力、パラスポーツのすばらしさを実感できた2か月間だったと思うだけに、一般の観客入場は制限したとしても、小中学生の学校単位での観戦は実施してもらいたいと心底思っていました。

 

 しかしマスコミや所謂コロナ感染症の専門家の方々の強力な反対によって、残念ながらほぼ全ての競技で無観客となってしまいました。私はコロナ感染症と戦う医療従事者の方々の奮闘と献身的なご努力には、深甚なる感謝と尊敬の念を持っています。しかしマスコミに登場してくる専門家の方々や8割おじさんなどと呼ばれる専門家の先生方、さらにマスコミの報道姿勢には大きな疑問を抱かざるを得ません。実際にオリンピックとパラリンピックが原因となって感染拡大は発生したのでしょうか? 有観客で競技を開催した宮城県や茨城県のサッカー、伊豆の自転車競技、札幌や東京で開催されたマラソン、それらの競技観戦を起因とした感染爆発は発生したのでしょうか?  一時、東京都で5000名以上まで拡大した1日当たりの新規感染者数、これはオリンピック開催以前の感染が期間中に表面化した数字です。 それどころか現在(2021.9.23)の東京都をはじめとする全国での急激な感染者数の減少を目の当たりにして、彼ら専門家は自分たちの見通しが誤っていたなどと発言するのを見たことがありません。曰く「人流が減った」「若者の行動変容」「意識の変化」みんな後付けです。少なくとも昼間や夕方の人流など全く減っていませんよ。専門家もマスコミも自分たちが誤っていたならばそれをはっきり認めて欲しいと思います。飲食業や観光業で働く方々が塗炭の苦しみを受け続けている最大の要因は『感染拡大防止のためには人流の抑制が絶対に必要』という考え方に基づいた自粛要請にあり、この考え方・対処方針は既に破綻していると思います。

 

 間違いなく10年後、20年後には、東京オリンピック・パラリンピックを開催してよかった。また世界の国々からも大きな感謝と尊敬を日本が得ることになったエポックとして記憶されることになるでしょう。私は特にパラスポーツの面白さを深く認識できたこと、さらにここから一歩進んで様々な人々がジェンダーや障害によって差別されることなく、共生できる社会を創り出していくために、人々の意識の変化を進めていくことへの大きな契機になると感じている今日この頃です。



 少し前になりますが3月18日に「大井町きゅりあん」にて開催されました、全建総連東京都連合会主催による「建設産業の未来を創る2021シンポジウム」において、記念講演『建設業の未来を拓くために』の講師を務めさせて頂きました。1420~1500までの40分間、CCUS(建設キャリアアップシステム)によってもたらされる産業の姿、その必要性について講演をしました。CCUSに対してはいまだに「メリットが感じられない」「何を目指しているのか不明瞭」「登録作業が煩雑過ぎる」などの厳しい意見が多いですが、建設産業が持続可能な産業に生まれ変わるためには、絶対に必要なインフラとなります。

 このCCUSによって技能者の評価、さらに進んでその技能者を雇用する専門工事会社の施工能力等の評価が行われ、高い評価を受けた企業の受注機会の拡大が制度的に図られる産業の姿とならなければなりません。私自身、技能者の社会保険加入推進、CCUSのシステム構築、CCUSのデータに基づく技能者の評価基準策定、さらに専門工事会社の施工能力評価と優秀な評価を受けた企業の公共工事等における受注機会拡大への政策的取組、これらに約8年間程度、日本型枠の各種専門委員会や国交省の様々なワーキングに参画し取組んできました。今が生みの苦しみの時、胸突き八丁の難関だと思っています。しかしここを乗り越えなければ、建設産業の未来はないと感じています。志を同じくする方々だけでなく、今後とも多くの方々にその必要性を積極的に訴えていきたいと思います。


 2011年3月11日、東日本大震災から10年目になりました。あの日のことは一生忘れることが出来ない一日となりました。私は午前中から昼過ぎにかけて自宅で仕事をしているところでした。かすかな揺れを感じて妻に「あっ地震だ」と呟いた後に、どんどん加速度的に揺れが強くなっていきました。今までに体感したことのない揺れでした。リビングにいたまだ小学校2年生の娘がテーブルの下に隠れたのを鮮明に記憶しています。感覚的には2分くらい揺れ続けていたような感じでした。それからはテレビで東北沿岸を襲う津波の映像が生で放映され、仙台市を襲った津波が田畑や車、家屋をまるでアメーバのように飲み込んでいく映像に唖然となりました。

 

 その後の福島第一原発の運転停止と水素爆発、各地での甚大な津波と放射能汚染の凄まじい被害は皆さんご存じの通りだと思います。自宅のある松戸でも交通機関はすべてストップし、近隣の老朽化していた建物が二棟半壊し、当社の資材センター周辺の大半の家屋の瓦が大きな被害を受けていたこと、水やガソリンが全く手に入らなくなったこと、コンビニやスーパーの棚から商品が消えてしまったことを思い出します。

 

 あれから防災のためのインフラ整備、建設産業の必要性に対する社会の認識は大きく変わっていったと思います。世界の陸地面積のわずか1%程度しかない国土に地震、台風、津波、火山の噴火、河川の氾濫などの自然災害が絶え間なく襲い掛かる日本列島。地球上で起こるM6以上の地震の10%以上が日本で発生し、自然災害による経済的損失でも全世界で発生する自然災害による経済的損失の10%程度を毎年被る日本。しかし人命の損失は0.1%程度に抑え込んでいるのもまた事実です。優れた防災インフラや高度な耐震技術に支えられた建築物や構造体。それらを愚直にまじめに作り続ける建設産業にはたらく職人や技術者たち。私たちは命を守る仕事をしていると深く考えさせられる一日です。

 

 東日本大震災でお亡くなりになった多くの方々に思いを寄せ、祈りを捧げる3月11日です。


 最後にブログを更新してから5か月が経ちました。そのあいだに世界情勢は全く変わってしまいましたね。当然、日本の社会も大変なことになってしまいました。正直、昨年末から2月頃までは、こんな事になってしまうとは全く考えていませんでした。

 とは言うもののただ流れに身を任せていては会社や協力会社、そして弊社の現場で働いている職人とその家族を守ることは出来ません。また安定した型枠工事を元請各社様に提供も出来ません。弊社では3月上旬に『新型コロナウイルス感染症予防策』について各職人に送信。さらに『コロナ対策マニュアル』を作成し、下記の想定される事案についての対策を事前に策定しました。

 

・現場が閉鎖された場合

・弊社職員・職人及びその家族に感染者が発現した場合

・弊社職員・職人が濃厚接触者となった場合

・社長が感染した場合

 

 このほかにも様々な事態を想定して、対策をマニュアル化しました。同時に本日現在、協力会社に対して「公的助成制度」「融資制度」「雇用調整助成金制度」などの情報をメールにて5度にわたり発信しています。さらに各現場へのマスクと消毒液配付、会社事務所における週5日勤務体制を2日勤務に縮減し、自宅勤務とテレワークの積極活用を進めています。何よりも『働く職人の安全を第一に』考えて対応を進めていきます。本当に何でもない日常がどんなにありがたかったことか。今はとにかくみんなで頑張りましょう!!!


 ついこの間まで『暑い』などと言っていたのに、気が付けば年末、師走ですね。最近は年を重ねるにしたがって一年がたつのが加速度的に早く感じるのは歳を取ったからでしょうか(笑)  今年は流行語大賞に選ばれた『One Team』に代表されるラグビーワールドカップに熱狂した年でした。我が社も数多くの施工会社、班、社員によって構成されていますが、気持ちを一つに『One Team』で施工に当たれるように頑張っていく所存です。



 私事ではありますが、去る4月6日に松戸市民劇場において「松戸市子ども育成会連絡協議会総会」が開催され、松戸市長、松戸市議会議長、松戸市教育長も来賓として参列される中で、松戸市子ども育成会連絡協議会より、永年にわたり子供会の健全育成発展のため尽力をしたとして表彰状を頂きました。

 
 これは長男が所属していた、松戸市あきら地区の子ども会である「南花島子ども会」の部活動ソフトボールチームのコーチを、7年間継続してきたことに対してご評価を頂いたものです。長男は小学校5年生の3月からソフトボールチームに入部し、一年間ではありましたが子ども会に大変お世話になりました。近所の公園で子供たちと親子共々草野球をしていましたが、本格的な部活動として、松戸市のジュニアソフトボールチームに在籍させて頂き、春・秋の松戸市長旗争奪のリーグ戦などにもレギュラー選手として出場、一緒にベンチに入らせて頂いたのが大切な思い出となっています。
 
 松戸市のジュニアソフトボールのレベルは全国的にも非常に高く、松戸市の選抜チームは今年の全国大会でもベスト16。現役プロ野球選手も千葉ロッテの涌井投手、巨人の宇佐美捕手が松戸市ジュニアリーグ出身です。長男も県立柏南高校2年の秋大会では県ベスト16で敗退してしまいましたが、前年の秋大のベスト4、ここ数年間の県大会16強以上の実績が評価され、2018年選抜高校野球大会の千葉県21世紀枠指名高となり『行くぞ甲子園!!』と親の方が夢を勝手に膨らませたものです(笑) 在籍70名以上の野球部でベンチ・レギュラーメンバーとしてグランドに立ち続けることが出来たのも、小学生時代のソフトボールでの経験が大きかったと思います。
 
 当初は長男のお礼奉公方々、1年間程度は子ども会ソフトボールのお手伝いをさせて頂こうと思っていたのですが、指導をしていく中で成長していく子供たちの姿、練習や試合後の監督・コーチ陣の現役・OBのお父さん方と酌み交わす一杯が楽しくなり(笑)、長男が中学に進学した後にヘッドコーチ・スコアラーとしてベンチ入りコーチも務めさせて頂き、今は気軽なOBコーチとしてチームのお手伝いをさせて頂いています。自分の子供だけではなく、教えてきた子供たちが、子ども会の夏祭りなどの行事に顔を見せてくれたり、夏の甲子園の県予選などでグランドに立つ姿を見たり、バッティングのアドバイス等を求められたりすると『あ~続けてきて良かったなぁ』などと思います。子供は家庭だけではなく社会・地域の宝物です。そんな子供たちと一緒に成長していけるように、今後も関わって行こうと思う次第です。

 久し振りのブログ更新です。新しい元号『令和』に決まり、心機一転このブログも積極的に更新していきたいと考えています。

 

 さて5月1日から新しい元号が『令和』と決まったわけですが、この元号が始まると弊社は創業した明治から始まり、大正、昭和、平成、令和と五つの元号の時代にまたがり社業を継続させて頂けることになります。まもなく総業110年を迎えることが出来るのは、弊社に発注をくださる元請様、働いてくれている職人さんや社員、材料を納材して頂ける納材企業の方々、運送、IT関連、そのほか多数の取引会社さんたちのおかげです。そのことに深い感謝の気持ちを持ち社業に全力を挙げて、高品質の躯体をお施主様に提供する。そんな気持ちを新たにさせてもらえるのも、古来から続く元号の大きな意義だと感じた一日でした。

 


当社施工物件の内容に複数追加を致しました。今後ともHPの充実を図ります。


ホームページをリニューアルいたしました。

今後こちらのページでは様々な近況報告をさせていただきますので、是非ご覧になってください。


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